2023/05/02(火) 14:30 0 1
4月30日から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2023」。第1戦の宇都宮シリーズは2日、最終日を迎える。11Rガールズ決勝に出場する竹野百香に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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同期同士の開催となるルーキーシリーズは、在所1位の竹野百香は優勝候補筆頭。初日は1着スタートだったが、2日目は5番手から捲り上げるも、インから抜け出した在所20位の星野しほに1車輪及ばず2着に終わった。
悔しさいっぱいの表情で検車場に戻ってきた竹野。レース後は同じ中部地区の先輩選手から指導を受けていた。
「『他人を頼りすぎている』とアドバイスを頂いたのですが、図星をつかれたなと。特定の選手を意識すぎて動くべき場所で動けなかった。養成所の競走訓練や卒業記念レースと違って、みんな勝ちたいのでガツガツ来ますね。今日はバックで接触もありました」
三重・朝明高1年までバスケットボールに打ち込んでいたが、環境の変化もあり、兄の影響で自転車競技に転向。大会では常に上位に入る活躍を見せたが、タイトルには手が届かなかった。「完全燃焼しきれていない思いがあったので、ガールズケイリンでの勝負を選びました」
卒業後は1年間アマチュアとしてプロ選手と一緒に練習をこなし、2度目の試験で養成所に合格。養成所では先行にこだわり、バック27本は同期最多。それだけに2日目のレースは悔いが残る内容だった。
決勝は連勝で勝ち上がってきた松井優佳が圧倒的な人気を集めているが、在所1位の竹野も黙っていない。バチバチの対決に注目だ。