2023/05/01(月) 23:00 0 4
4月30日から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2023」。第1戦の宇都宮シリーズは2日、最終日を迎える。11Rガールズ決勝に出場する星野しほに話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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昨日のデビュー戦はいろんな感情が溢れ、レース中に涙を流していた星野だが、今日は好枠から流れに乗ると、最終1センターからスパート。バックで在所1位の竹野百香との併走になり、接触する場面もあったが、最後はインに突っ込み1着をもぎとった。
昨日7着からの巻き返し。3連単は80,820円と高配当を付けた。
「人気がないのはわかっていました。すごい配当をだしちゃいましたね」と信じられない表情で検車場のモニターを見つめていた。
「昨日はスタンディングが全くダメだったので、師匠(山崎充央選手)のアドバイスを思い出し、引き足を見直したんです。今日はペダルに力が伝わるようになって、周回中から『いける』と思って走っていました」
星野が燃える要因は、29日に巨人・中田翔選手が放ったサヨナラホームラン。野球女子で大の中田ファンの星野は宿舎でテレビ観戦し「秋広選手も打ちましたし、あれで自分もやってやるって思いました」
血液の病気との闘いながら、在所20位(23人中)を覆す力強いレースで金星をゲット。「決勝は良い車番をもらえたので積極的に行きます」
スタンディングの修正効果でレース後も足の張りはないと話した星野。明日も一発を狙う。