2023/04/26(水) 12:30 0 14
久留米競輪場の「第5回大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は27日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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残念ながらダービー出場組は不在で、一番のビッグネームは村上博幸。兄弟二人三脚で近畿の競輪を築いた実力者。目標的に必ずしも有利とは言えないが、卓越した競輪脳で、久々のGIII優勝を目論む。
初日特選の想定メンバーは林大悟に吉本卓仁の地元久留米コンビ。松本貴治に池田良の中四国勢。関東の前後は流動的だが若い小林泰正が前で山岸佳太が自然。南関は根田空史が単騎。
問題は村上博幸が、どの位置取りをやるかだ。中部近畿の連係なら過去に連係実績もある復調気配の吉田敏洋マーク。根田空史にも行けるし、決めずに走る方法もあるので、動向に注目したい。
村上博幸に続く点数の次点は松本貴治。地元松山記念で準優勝も、松戸で落車して1本欠場明け。初日を走ってみてからになるが、ここも人気の一角だ。
長らく低迷していた吉本卓仁だが、これから特別戦線に復帰しそう。地元戦は抜群に強く、過去5年に13勝して、2着も8回ある。どうあれ優勝賞金も400万円あり、決勝3着以内だと小倉競輪祭の出場権も加味されて、S1でも下位の選手にとっては美味しい大会だ。
予選スタート組では、菅田壱道に注目したい。ここの記念を獲っており、国際トラック支援競輪も優勝している。3場所前の別府ウィナーズカップも一次予選は2着でクリアしており、復活の狼煙をあげたいシリーズだ。嵯峨昇喜郎の勝ち上がりを望みたい。
近畿のもう一人の看板選手がファイターの南修二。村上博幸の後ろで3番手になってしまうが、必ずしも不利とは言えない。近畿の大砲が少ないが中井太祐、小森貴大、酒井拳蔵、中釜章成らを盛り立てる。
若手で活躍しそうな機動型は、橋本壮史、佐々木眞也、朝倉智仁、大石剣士、山根将太。彼らは、何としても競輪祭のキップが欲しいはずだ。