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【別府競輪】初のシリーズリーダー吉田勇気

2021/05/19(水) 11:30 0 1

別府競輪場で18日に開幕した「WINTICKET杯(FII)」のミッドナイト、2日目の準決勝4Rに出走する吉田勇気に話を聞いた。

シリーズリーダーとしての緊張感と闘う吉田勇気

 デビューからもうすぐ1年。初勝利まで4ヵ月近く要すなど、最初は苦戦が続いた吉田勇気。しかし、徐々に決勝進出が増え、4月の地元戦(小倉)では3連勝で初優勝。前場所の地元戦も準優勝を飾り、今節は堂々の得点トップ。ミッドナイトなので3日間、1番車が決まっている。

 吉田は「得点トップは初めて。頑張りたいですね」とうれしそうに話してくれた。ズバリ、好調の要因は何か。尋ねると「2月の佐世保の初日が7着だったんです。早めに前に出たのに、ペース配分がさっぱり分からなくて、あっさりと叩かれちゃった。でも、そこからなんとなく先行の仕方というか、ペースがつかめて。今では先行の雰囲気に慣れてきた。周りが言っていた"先行が大事"というのもやっと分かってきましたね」。たしかに、佐世保以降は安定感がグッと増している。

 陸上自衛隊を6年務め、佐川急便で働いていた異色の経歴の持ち主。佐川時代に、サテライト北九州へ荷物を運んだ際に、競輪と出会った。社会人経験が豊富なため、デビューから1年未満とはいえ、もう32歳。「同期の町田太我は、ちょうど干支がひとまわりも違う。最低でも同期より10年以上、長く頑張らないと。目標は61歳以上まで頑張ります」。

 来期は2班に昇班が決まっている。初のシリーズリーダーとして受けて立つ今節の初日は、突っ張り先行を狙ったが別線に強引に出られ、巻き返しが遅くなってしまった。自身は1着だったが、ラインの2人は予選敗退。「付いてくれた先輩に申し訳ないです」と消え入りそうな声で振り返った。2日目以降は内容も伴った走りに期待したい。(netkeirin特派員)

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