今節は男子が9レース、ガールズケイリンが3レースの2層制のトーナメントでナイター開催。S班の名前は古性優作、郡司浩平、新山響平、守澤太志の4人の名前があったが、残念ながら古性優作と郡司浩平は欠場になってしまった。

　そこで、S班のプライドからも新山響平と守澤太志の北日本コンビが中心になる。両者共に、直前の別府ウィナーズカップの決勝に進出。

　新山響平は、S班の重圧で苦しんでいたが、ここに来て、表情も柔らかくなり吹っ切れた様子。シンプルに先行しようと言う原点の発想に戻った。

　守澤太志は、極端な通称・滑り台と呼ばれるサドルにして踏み出しが甘くなったが、そこからは驚異の伸び。

　北日本は、渡邉一成も復調してきて、守澤太志にとっては松山記念と同じく渡邉一成との連係も決めたい。

　あとは超仕事人の成田和也もいて、中部地区でなく、まるで北日本地区の記念みたいだ。

　地元の断然エースの浅井康太は開設62、63、64周年記念を3連覇。続く67周年でも優勝しているが、ここ数年、優勝から遠ざかっている。中部の機動型が育たず苦しんでいるが、復権に向けて何としても今年は獲りたい。

　他に地元のS級1班は松阪がホームバンクだが皿屋豊、2班からは伊藤裕貴・伊藤稔真兄弟、谷口遼平、柴崎俊光、下岡将也の名前が入っている。

　関東は諸橋愛がビッグネームだが、機動型の大砲が不在。

　南関地区も鈴木裕が少し良くなっているぐらい。

　近畿は野原雅也と稲毛健太が主力級。

　中四国も玉野記念開催直後で目玉選手は少ない。

　九州はイケメンの嘉永泰斗が別府ウィナーズカップの決勝に乗り、これからガンガン強気に攻めたい。

　ガールズケイリンはグランプリを制した柳原真緒の機動力が上位。鋭い捲りでV最短。別府のコレクションは見せ場を作れず終わっており、ここは貫禄ある走りを魅せる。

　地元太田美穂は元旦開催の玉野で完全優勝したが、そこから優勝は遠ざかっている。それでも前回の小倉は自力で準優勝と、ここに向けて仕上げている成果が出ている。

　通算500勝を決めた奥井迪も怖く、久米詩までが争覇級。

　アイドルレーサーの山口伊吹だが、根性もあり、渋太い走りが持ち味だ。