3レースは最終HSで9番手にいた椎木尾拓哉が1着。目標の山本伸一の捲りがブロックされると俊敏に切り替え、自ら外を踏み上げて前団をのみ込んだ。

　決まり手は差しだったが、捲りと言ってもおかしくない走り。前節の松山記念も2勝をマークし、一次予選敗退が残念と思ってしまうほどの状態の良さをアピールした。 

「単騎だった初日も外を踏んで、結果はダメだったけど感触は悪くなかった。それが今日に生きてくれた。展開的には良くなかったけど、1着を取れて良かった。前回からフレームを戻して、周りから『乗り方がいい』と言ってもらえているし、いいんだと思う。近畿の先輩方が力強いレースをするので、自分もそれを見習って頑張りたい。古性君達と一緒に走りたかったので一次予選を勝ち上がりたかったけど、まだあと2日あるんで。頑張ります」 

　3日目9レースは3番手回り。ラインの役割を果たしつつ、最後は鋭いタテ脚で突っ込んでくるだろう。 (netkeirin特派員)

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