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【ウィナーズカップ】今節のレース展望!

2023/03/16(木) 20:00 0 26

別府競輪の「ウィナーズカップ(GII)」は18日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 ちょっとしたS級トップクラスのビッグネームが不在だが、これは1着の回数が上位30名と言う選考基準があるからだ。しかも大会連覇中の清水裕友の名前もないが、何らかの救済策がなかったのだから仕方ない。しかも1着回数の上位者は初日に3つある特選からのシードになる。優勝賞金は2391万円あり、準優勝も1142万円あり、年末のグランプリ出場に向けて、大きな賞金の加算になる。

今節のシリーズリーダー脇本雄太

 極度の腰痛との戦いになっている脇本雄太が、前回の高知・全日本選抜から、どれぐらいの復調度になるかだが、走る以上は、シリーズリーダーになる。この大会は4年前の大垣で制しており、相性も悪くない。盟友・古性優作とタッグを組み、決勝戦はキッチリ人気に応えたい。

古性優作

 もちろん、S班の中でも、今年に入ってからの古性優作は脚力が抜けている。充実度からも、決勝は全日本選抜と同じく、差す方から売れるかもしれない。ただ、近畿のラインから考えると、山田久徳南修二野原雅也の欠場は痛い。これによって稲川翔三谷竜生村上博幸の役割は大きい。

 北日本は新田祐大新山響平の出来がカギを握るが、守澤太志佐藤慎太郎は安定した戦いぶり。

守澤太志

 仕事人の成田和也がいないのは残念だが、渡邉一成山崎芳仁は乗れている。

 関東は平原康多が指令塔だが、吉田拓矢眞杉匠が不在で、坂井洋吉田有希佐々木悠葵の機動力次第。平原康多が絶不調と言うのは考えづらいが、若手機動型は走ってみないと分からない状態。

 南関は郡司浩平が、全日本選抜と松山記念は良くなかったが、安定感はピカイチ。

郡司浩平

 深谷知広が往年の輝きを取り戻しており、精神的にもたくましくなっている。松井宏佑北井佑季野口裕史と地区的に先行選手は一番充実している。

 中部は山口拳矢浅井康太の連係が機能するかだが、橋本優己志智俊夫は特選スタートだ。地区的な劣勢はあるが、浅井康太脇本雄太の番手を回れる可能性もある。

 中四国は松浦悠士が、ベストの状態ではないが、犬伏湧也が時代を作る予感がある。

松浦悠士

 ワッキー相手に逃げ切れるとすれば、現状、犬伏湧也だけかもしれない。ビッグ常連の小倉竜二がいないのも珍しい状況。

 九州の選手は地元地区だし、番組に恵まれそう。松山記念を制した山田庸平を筆頭に荒井崇博井上昌己の両巨頭。

山田庸平

 追い込み型は九州だけでなく、町田太我犬伏湧也の中四国地区との連係も考えられる。

 若手はムードメーカーの瓜生崇智嘉永泰斗に期待したい。

 最終日の9レースにガールズコレクションが開催される。

 人気の中心は世界と闘っている佐藤水菜。日本のケイリンは平塚グランプリ以来だが、異次元のスピードを披露する。

 競技を卒業した小林優香は6場所連続Vで18連勝中。見ていて、ケイリンを楽しむ余裕も出て来た。

小林優香

 グランプリ覇者の柳原真緒も6場所連続優勝と、新女王と言う名もふさわしい。

 児玉碧衣は、グランプリでの鎖骨骨折に苦しんでいるが、納得行く走りに近づいている。


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