最近は原因不明のスランプに陥り、気持ちを落としていたが準決は力強い仕掛けで松川高大と共にワンツーを決めた。

「松川さんと連係して初めて逃げ切った(抜かれなかった)と思ったけど残念。甘かったですね」と話したが今年初の決勝進出を喜んだ。

　上田といえば、昨年から防府競輪へ出稽古に行っているとのニュースをよく聞く。防府は地元の清水裕友を中心に各地から様々な面々が訪れ、練習環境は抜群だという。上田も充実した環境に身を置き、鍛えられている…そうだが、実際はちょっと話が違った。

「最初の頃はずっといたんですけど、今は期間が空いた時ぐらい。熊本8、防府2ぐらいの割合です。家にいるのが好きなんですよ。親の料理が美味しいし。清水さんが熊本の選手に『アイツ、最近ぜんぜん来ないぞ』って言いふらしているのですが、まぎれもない事実です(笑)」

　ちなみに防府に入り浸っていた頃はアパートで自炊を欠かさなかったそうで「チャーハンが得意です。あとは回鍋肉とかよく作りますよ。市販のタレで？ いやいやタレから本格的に作ります！」と意外な特技を明かしていた。(netkeirin特派員)