佐藤愼太郎が元気だ。伊東GIIIでは二次予選と準決で1着を取り大穴を演出。その後も6走で2着1回、3着4回で車券に貢献。

　現在の直近4ヶ月得点は103.96。今節の予選メンバーの中では南潤に次ぐ2番目。こうなると良い位置が巡ってくるわけだが、地元も手伝ってか初日は南潤の番手。

　メンバーを見ると「えっ、いいんですか？ こういう番組は初めて。じゃあ遠慮なく付かせてもらいます。迷惑を掛けないように頑張ります」と、コメントは常に控えめだが、2010年から10年間S級2班を維持し、そして1年間のA級を経てS級に戻り、いよいよS級1班も視界に入る。

「特に変わったことはしていないですけどね。以前は前を抜けないところを抜けるようになった」と、目立たぬが鋭い差し脚を見せているのは確か。

　前回準決の村上博幸マーク(近畿の3番手)3着ついて触れると「普通じゃあの動きはできないし勉強になった。自分なんか全然及びません」とやはり控えめだが、積み重ねてきた脚とレース勘、そして流れが来ている今ならS級初優勝があるかもしれない。(アオケイ・市川記者)