アプリ限定 2023/02/25(土) 20:00 0 25
高知競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」はいよいよ26日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。2023年最初のGIを制し、グランプリ切符を手にするのは誰だ!?
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のGI決勝での成績を比較してみよう。
この3年で最も多くGI決勝に乗っているのは、古性優作と守澤太志で9回。香川雄介は2019年の別府「全日本選抜競輪」、三谷竜生は2020年の豊橋「全日本選抜競輪」が最後のGI決勝となっており、今回の集計範囲からは外れているため0回だ。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 6 | 66.7% | 100% | 100% |
新田祐大 | 8 | 12.5% | 25% | 37.5% |
浅井康太 | 2 | 0% | 0% | 0% |
吉澤純平 | 1 | 0% | 0% | 0% |
成田和也 | 5 | 0% | 0% | 0% |
香川雄介 | 0 | 0% | 0% | 0% |
古性優作 | 9 | 33.3% | 33.3% | 44.4% |
三谷竜生 | 0 | 0% | 0% | 0% |
守澤太志 | 9 | 0% | 11.1% | 66.7% |
そもそも、ここ3年でGI決勝の確定板に乗っているのはS班の4人しかいない。
勝率は脇本雄太が圧倒的。しかも連対率は100%と、どんな展開でも車券では外せない成績となっている。次点が古性で、脇本-古性の並びはまさに“最強”。その後ろを回る三谷も近況は好調で、チャンスがあるかもしれない。
守澤太志はGI優勝はないものの、3連対率が66.7%と高い。
次に25日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
データ上優勢なのはやはり脇本雄太。ラインの先頭を任されたレースの7割以上を制しており、9割近い確率で車券に絡んでいる。
脇本の後ろを回ることが多い古性優作も好成績で、ライン番手での3連対率は8割超え。KEIRINグランプリ2022のワンツーに続き、年明けも和歌山記念と豊橋記念の決勝で脇本とワンツーを飾っている。
決勝で3車ラインとなる北日本も侮れない。新田祐大と守澤太志はそれぞれ位置別での3連対率が6割を超えている。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 先頭 | 76.6% | 88.3% | 89.4% |
新田祐大 | 先頭 | 41.1% | 57.1% | 65.2% |
浅井康太 | 単騎 | 20% | 32.5% | 35% |
吉澤純平 | 先頭 | 29.5% | 42.9% | 58.9% |
成田和也 | 3番手 以降 | 5.1% | 23.1% | 48.7% |
香川雄介 | 番手 | 15.7% | 34.8% | 52% |
古性優作 | 番手 | 43.2% | 77.3% | 84.1% |
三谷竜生 | 3番手 以降 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
守澤太志 | 番手 | 29.9% | 48.2% | 64.6% |
決勝は浅井康太が単騎となった。浅井は勝ち上がりで近畿勢と連係しており、4番手を固めるか注目されたが単騎を選択した。
浅井は過去3年で40回単騎のレースがあり、3連対率は35%。ちなみに3番手以降の競走は3度あり、1着、3着、着外が1回ずつだ。ラインがあるときのほうが良い成績が出てはいるが、今回はどうなるだろうか。
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
浅井康太 | 3番手 以降 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
なお、決勝で自力のコメントを出している選手は全員、過去3年以内に競りのデータがある。成績は以下の通り。
選手名 | 位置 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 競り | 1 | 100% | 100% | 100% |
新田祐大 | 競り | 1 | 100% | 100% | 100% |
浅井康太 | 競り | 1 | 0.0% | 100% | 100% |
吉澤純平 | 競り | 1 | 100% | 100% | 100% |
いかがだろうか? いよいよ26日、今年最初のグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。