多くの選手にチャンスがある裏開催！

　全日本選抜競輪(GI)直前の通称・裏開催。S級トップレーサーは高知に行くので留守部隊での争いで実力きっ抗の選手が揃い、多くの選手に優勝のチャンスがありそうだ。決勝3着までに入れば「競輪祭(GI)」出場権が得られるのも大きい。

　　競走得点トップは山口拳矢。GII優勝の実績もあり、すでにGI常連だけにその名前が光る。伊東バンクは2020年6月ルーキーシリーズで完全優勝。同年12月にはやはりパーフェクトでS級初優勝を飾っており、目下連6勝中。しかし、近況は物足りない走りが続く。今回も相手が若手の徹底先行だと苦戦するシーンもありそうだ。

　　伊東の333バンクなら若手先行型の台頭が期待できる。青野将大は333バンクでの成績がいい。阿部将大も近況は積極的に仕掛ける姿が印象的。昨年2月に高知GIII(施設整備等協賛競輪 土佐水木賞)でS級初優勝し、競輪祭出場を果たしている。何か持ってる感を感じなくもない。　　S2だが「この選手いつも先行してるよね」と言いたい武田亮、斎木翔多、渡口勝成、林昌幸らもばけそうな気配がある。車券は格上のまくり選手が相手でも先行選手から狙ってみたい。

　そして今大会、最大の見どころはレジェンド神山雄一郎。
目下通算898勝で900勝の大台まであと2勝だ。今年は初戦の西武園FIで落車し、未だ未勝利。この後はFIが続くので注目度の高いこのGIIIで2勝してくれることを願います。