今年はまだ1着は無いが、安定感抜群の走りで初日、2日目の予選は一度も確定板を外していない。

「仕掛けても抜かれるし、最近は前を抜けない。本当は1着が取りたいんですよ！」と心の叫びはあるが“連下に入れておけば心配ない”とファンを安心させられる走りはとても頼りがいがある。

　2日目は野口諭実可を相手に1着を狙うチャンスがあったが、野口の巧妙な仕掛けに酔わされ詰め寄れずに終わった。

「叩きたかったけど合わされたので出直そうと思って番手に入りました。行けるところから踏んだけど駄目でした。野口さんにこっちがやりにくいレースをされた感じですね」と2着に苦笑いした。

　決勝はドが付く積極タイプがおらずに誰が先行するか分からない。確かに野口は強いが、V候補の2強である日野未来が執ように野口の動きを意識すればもつれる事も。そうなるとタテに動ける當銘の仕掛けが面白い。(netkeirin特派員)