1月の取手競輪(FI)で田中晴基に追い込みチェンジのアドバイスをもらった山本紳貴。

　自在に何でもやるイメージがある山本だが、近況は自力の決まり手が減り最後にバックを取ったのは10月岸和田競輪の初日。

　追い込みにチェンジしたのかを聞いてみると「もう追い込みでやっていきます。転機になったのは12月の広島記念(GIII)。同県の小埜正義さんと一緒のレースが2回あって、どちらも前を走らずに後ろを回らせてもらった。そして年明けから追い込みで勝負しようと決めた。追い込みチェンジはS級残留へというのもあるけど、なによりも家族を養わないといけないからですね」。

　一家の大黒柱としての責任を果たすべきための戦法チェンジ。初日は静岡の菊池竣太朗の番手で末木浩二ライン、吉田篤史ラインと対戦する。(アオケイ・伊藤博記者)