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【たちあおい賞争奪戦予想】冬場は風の影響を受けやすい静岡バンク、「富士山が見えたら」捲り不発の法則!? /競輪予想・ウマい車券

2023/02/09(木) 10:00 0 7

静岡競輪場で9日に初日を迎えた「たちあおい賞争奪戦(GIII)」。2022年11月にウマい車券をデビューした予想家・水鳥会長が好不調の見極めや展開解読を軸に注目選手を紹介します。
▶︎静岡競輪GIIIの予想を見る

■静岡競輪場のバンクの特徴は?

 静岡バンクはみなし直線56.4m、カント30度と全国平均値とほぼ同じ。特に伸びるコースもありません。ただ、冬場は特に風の影響を受けやすく、バック向かい風というデータも見受けられますが、私の印象としてはホーム向かい、バック追い風のイメージがあります。建物の間から吹き込む風が強く、風向きは日によって変わるというところでしょうか。
 当日のバンク情報を元に車券を推理してください。

■静岡競輪場の決まり手は?

「追い込み有利」な静岡競輪場(撮影:島尻譲)

 決まり手に関しては「追い込み有利」の感は拭えません。先行は残るイメージがあまりなく、捲りは1・2角からの早めの捲りか、2センターからの捲り追い込みが有効です。
 静岡バンク逸話で、2センターで捲り止まって富士山が見えたら不発といった話があります。捲り不発で2センターを上に上がるとバンク下では見えない富士山が見えてThe END…。
 知っている選手は「富士山だけは見ないように」と必死に捲ってきます。

■今シリーズの推奨選手

深谷知広

深谷知広(撮影:島尻譲)

 言わずと知れた静岡の代表レーサー。
 移籍後から昨年終盤までは先行に強いこだわりを見せ続け常にラインの先頭で戦ってきたが、ようやく最近は番組によって前を任せるレースもやるようになってきた。大宮記念では郡司と初めて前後が入れ替わり早速結果も出し好調持続。再び郡司とのタッグで念願の地元制覇を狙う。

成田和也

成田和也(撮影:島尻譲)

 不死鳥のごとく蘇ってきた日本を代表するマーク屋。佐藤慎太郎と肩を並べるくらい「競輪道」を地で行くレーサーだ。
 故に人望も厚く成田を従えて若手が疾走するレースに注目したい。そして今年こそGPの舞台に戻ってきてもらいたいレーサーの1人だ。

野口裕史

野口裕史(撮影:島尻譲)

 とどまる事を知らないハンマー先行。巨体を揺らして重戦車のような荒々しい逃げにオールドファンは滝澤正光を思い出すのでは…。
 逃げ切りが難しい静岡バンクだが、野口にとってはお構いなしか。深谷、郡司を勝ち上がらせる今開催の最大のキーマンである事は間違いないだろう。松浦、清水の中国ゴールデンコンビが今年初めての同乗となるだろう。松浦が前回りで連携失敗し物議を醸した昨年11月防府記念準決勝以来となる。両者共に若干調子落ちだけに前後の並びも含めて注目したい。

■最後に…

 全国でも指折りの集客力を持つ静岡競輪場はいつも多くの地元のファンで賑わっています。
 アクセスも良く近年では日本平久能山スマートICが完成し、インターより車で5分足らずで来場出来ます。
 場内の売店もコスパ、クオリティともに高く、 なかでも「静岡おでん」は殆どの売店で食べる事が出来ますのでこの機会に競輪場名物“フワおでん(牛の肺)”を味わってみてはいかがでしょうか。

 最後に地元での思い出のレースですが、開設44周年記念の後節決勝を挙げさせて頂きます。地元の疾風クリベン(栗原勉)が風を切って番手に滝澤、3番手東出剛(故人)。最終2センターで後ろからの捲りを滝澤が金網付近まで張る大ブロックで止めてガラ空きになったインを東出、星島で突いて東出の優勝でした。あんなブロックが許された昔の競輪が本当に懐かしいです。
 荒れイメージの静岡バンク。当日のバンク情報も参考に是非的中車券をゲットしてください!

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