2023/01/30(月) 17:30 0 37
奈良競輪「開設72周年記念・春日賞争覇戦(GIII)」は、2月2日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節のS班の参加メンバーは脇本雄太、古性優作、新田祐大、佐藤慎太郎、平原康多の5人。やはり、今の勢いと実績からも脇本雄太と古性優作の牙城は揺るぎがない。
脇本雄太はグランプリで優勝し、続く、和歌山記念、豊橋記念と完全優勝。今回は中2日で強行日程。前回の豊橋記念の準決から腰痛も出たと言うが、きっちりケアをして、いつものワッキーの走りを魅せるだろう。あのジャン先行からの逃げ切りが本来のスタイルだ。
番手の古性優作は、差す事が出来ないでいるが、離れは100%ない。安心して買える選手だし、超短走路を考えても、今回も2着買いが順当。二次予選、準決は近畿の後輩と連係するか自力勝負だ。
新田祐大は新境地を築いた。立川記念の完全優勝は、決勝で郡司浩平を捌くレース。あれを普段からやられたら、他の選手はたまったものではない。必殺技を手に入れ、内だったら全部、競り勝つだろう。
昨年の落車過多から、だいぶ戻っているのが佐藤慎太郎。大宮記念の決勝は新山響平が不発も突っ込んで3着。良い時なら2着だったし、この着差が現状の状態だ。
今年の平原康多は、毎年と同じ、立川記念、大宮記念からのルーティンだったが、スタートダッシュに失敗。着より、内容や過程を大事にしている印象。それが平原康多の良さでもあり、詳しくは、当サイトの本人自身のコラムで書かれている。
関東の徹底先行はヤンググランプリの覇者の菊池岳仁ぐらいだが、自分でやっても、そつなく走るだろう。その3番手は諸橋愛が固める。
地元は三谷竜生、将太の2人に期待が集まる。三谷竜生は地元記念の覇者であり、再度、輝く日が来るだろう。ワッキーの番手で何度も美味しい思いをしており、あの走りを再現したい。三谷将太は玄人好みのマーカー。人生を賭けて、地元記念を走る、ガッツマンであり仕事人だ。
南関は松井宏佑と和田健太郎のコンビ。松井宏佑はダッシュ勝負を成功させてワッキーを苦しめたい。和田健太郎もS班在籍時と同じぐらいの脚を魅せている。
中四国は太田竜馬と取鳥雄吾、柏野智典が主力級。一次予選や二次予選は人気になる。
中部や九州は苦しい戦いで、山田久徳も近畿の重要な戦力だ。