2023/01/26(木) 10:00 0 10
2022年のグランプリシリーズは無念の3連敗となってしまいましたが、最近の記念レースでは安定した回収率を叩き出せていますし、個人的にはこれからの上積みを大きく感じています。2023年はすでに始まっていますが、新しいSS班の特徴や買い時もだいぶ掴みつつ、あるので今週も頑張りたいと思います。
今回は和歌山グランプリでもワンツーを決めた脇本雄太と古性優作の参戦で盛り上がりそうですし、SS班は4人揃うのでしっかりと初日から見極めて良い1月を締めたいと考えています。
バンクの特徴としては1周が400mで直線は 60.3mと長めでかつカントもキツめとなっており、一見捲りや追い込みが届きそうなイメージもありますが、2022年などの決勝を見ても分かるように意外と前が残るバンクです。冬場はバックで向かい風を受けてしまう分、早目に動きすぎるとガッツリ影響するのでその辺りが響いてそうです。
また、記念レベルまで行くとやはり逃げ切るのは難しいので、マーク選手やコーナーから仕掛けれるスピードを持った選手を中心に狙いたいでしょうか。
【脇本雄太】GP王者が9連勝を目指して貫禄を見せる
まさに和歌山グランプリは力の違いを見せつけるような走りで、GI級のメンバーが揃うこの時期の記念でも力が抜けてると言わざる得ない。強いて不安要素を言うならば、捲り一辺倒のレースだと苦戦するバンクで初日や決勝は取りこぼす可能性はある。ただ、古性との連携は脅威的で、セットで登場するレースはワンツーの可能性は高くなるだろう。
【守澤太志】記念での安定感はトップクラスの逸材
番手のマーク選手ながらもタテ脚は自力を持つレーサーと大差がないので、多少ラインが崩れても突っ込んでくるタイプ。そういう意味では、上位を脅かすようなスピードは足りないが展開がバラけた場面では要注意。若干豊橋のような先行有利のバンクでは微妙ではあるが、決勝までは安定した走りが期待できそうだ。
和歌山グランプリは無念の当日欠場で、競輪祭辺りから流れが悪い感もあるが自在性が生きる豊橋は絶好の舞台。頭を使う選手なので、展開やレースの中で良いポジションを取るセンスは競輪界随一だろう。脇本や古性を崩すとしたら松浦となりそうで、2023年最も注目したいレーサーだ。
主に優勝が期待できる2人と2023年で最も注目してる選手を取り上げたが、それ以外の選手にもチャンスは十分にある。もちろん、今勢いのある坂井洋や記念でも通用しつつある野口、南関東で有望株の和田や山口拳矢、浅井康太などかなりの豪華メンバーである。とにかくバンク特徴がハッキリしてるので、その辺りを踏まえた上で上手く初日から予想を組み立てたいところだ。