アプリ限定 2023/02/03(金) 12:00 0 52
2月23〜26日に高知競輪場で開催される「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」。全日本選抜の過去データや過去500バンクで行われたビッグレースのデータや選手成績から、さまざまな角度で分析を行った。果たして、優勝するのは誰なのか? 高配当は出るのか!? 一緒に全日本選抜競輪を予想して楽しもう!
まず注目したいのが、今回の全日本選抜競輪の舞台・高知競輪場。昨年7月からバンク改修が行われ、今月から開催が再開されたばかりだ。
GIが開催されるのは実に16年ぶりで、前回は2007年のオールスター競輪(優勝・飯嶋則之)。全日本選抜競輪は2003年に開催されており、優勝は佐藤慎太郎だった。20年を経て、佐藤がS班として出場するのも感慨深い。
高知といえば、数少ない500バンクのひとつ。「500バンクは荒れる」とよく言われるが、今回はその点も踏まえデータを揃えてみた。
昨年は古性優作が優勝した全日本選抜競輪。優勝者の平均年齢は30.2歳で、過去10開催に絞ると32.2歳だ。
これが500バンクに絞ると27歳まで下がる。全日本選抜競輪が500バンクで開催されたのは過去5回で、直近でも13年前。今とは状況が異なるが、5開催分の結果を以下に記載する。
年 | 開催場 | 優勝者 | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
2010 | 宇都宮 | 佐藤友和 | 岩手 | 27 |
2007 | 熊本 | 山崎芳仁 | 福島 | 28 |
2003 | 高知 | 佐藤慎太郎 | 福島 | 27 |
1996 | 宇都宮 | 海田和裕 | 三重 | 25 |
1986 | 熊本 | 井上茂徳 | 佐賀 | 28 |
上記の表を見ても、3選手が北日本。これは500バンクに限ったことではなく、全日本選抜競輪では全期間で9回優勝と北日本が強い傾向が出ている。
九州も8回優勝しているが、2000年以降は2回のみ。中野浩一氏と井上茂徳氏が2度ずつ頂点に輝いた功績を持っている。また、中部と四国はしばらく優勝から遠ざかっている状況だ。
地区 | 優勝回数 (全開催) | 優勝回数 (直近10開催) |
---|---|---|
北日本 | 9 | 3 |
関東 | 4 | 2 |
南関東 | 4 | 1 |
中部 | 4 | 0 |
近畿 | 4 | 2 |
中国 | 2 | 1 |
四国 | 2 | 0 |
九州 | 8 | 1 |
2002年大会から導入された3連単の平均配当(払戻金)は27,706円。最高配当は2009年の75,440円で10万車券は出たことがない。過去10開催の平均は16,519円と少し落ち着いている。
項目 | 配当 (全開催) | 配当 (直近10開催) |
---|---|---|
平均配当 | 27,706円 | 16,519円 |
最高配当 | 75,440円 | 52,850円 |
最低配当 | 3,830円 | 3,830円 |
では、500バンクではどうだろうか。
3連単が発売されてから500バンクでは3度開催されているが、いずれも万車券。平均すると28,943円と全体平均より微増だが、すべて北日本の選手が優勝しているのも面白い。
年 | 開催場 | 優勝者 | 3連単配当 |
---|---|---|---|
2010 | 宇都宮 | 佐藤友和 | 31,250円 |
2007 | 熊本 | 山崎芳仁 | 25,360円 |
2003 | 高知 | 佐藤慎太郎 | 30,220円 |
これでは母数が少ないので、3連単発売後に500バンクで開催されたGIの決勝すべてのデータを集めてみた。
その結果、なんとすべてのレースで万車券! 平均配当は51,330円となっていた。500バンクのビッグレースは美味しい配当が待っているかもしれない。
年 | 開催場 | 開催名 | 優勝者 | 3連単配当 |
---|---|---|---|---|
2003 | 高知 | 全日本 選抜 | 佐藤慎太郎 | 30,220円 |
2003 | 高知 | オール スター | 飯嶋則之 | 172,960円 |
2007 | 熊本 | 全日本 選抜 | 山崎芳仁 | 25,360円 |
2010 | 宇都宮 | 全日本 選抜 | 佐藤友和 | 31,250円 |
2012 | 熊本 | 日本 選手権 | 成田和也 | 29,920円 |
2014 | 宇都宮 | 高松宮 記念杯 | 稲川翔 | 18,270円 |
では、500バンクと選手の相性はどうだろうか? 出場予定選手のうち、2020年以降で500バンクのグレードレースで優勝している選手と決手を下記に挙げる。
年 | グレード | 開催場 | 選手名 | 決手 |
---|---|---|---|---|
2022 | G2 | 宇都宮 | 清水裕友 | 差 |
2022 | G3 | 宇都宮 | 吉田拓矢 | 差 |
2020 | G3 | 宇都宮 | 浅井康太 | 差 |
2023 | G3 | 大宮 | 深谷知広 | 差 |
2022 | G3 | 大宮 | 平原康多 | 差 |
2021 | G3 | 大宮 | 平原康多 | 捲 |
2020 | G3 | 大宮 | 平原康多 | 差 |
2021 | G3 | 高知 | 長島大介 | 捲 |
2020 | G3 | 高知 | 浅井康太 | 捲 |
以上を踏まえ、出場予定選手のうちデータ上で優勢な選手を下記に挙げる。
級班 | 選手名(脚質) | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
SS | 新山響平(逃) | 青森 | 29 |
SS | 新田祐大(逃) | 福島 | 37 |
SS | 平原康多(両) | 埼玉 | 40 |
S1 | 小松崎大地(逃) | 福島 | 40 |
S1 | 成田和也(追) | 福島 | 43 |
S1 | 荒井崇博(追) | 佐賀 | 44 |
※出場予定選手は1月22日時点