2023/01/06(金) 13:45 0 2
奈良競輪場のナイター「e-SHINBUN杯(FI)」は8日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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ヤンググランプリは悔しい結果に終わった山口拳矢が、年頭からエンジン全開で走る。昨年のe-SHINBUN杯では、トークショーで登場したヤマケン。グランプリ出場を公約してくれたが、残念ながら幻となってしまった。今年は新旧交代が加速しそうで、ヤマケンもタイトル戦線で活躍したい。
溜めての捲りが武器だが、奈良バンクの特性を考えるとカマシも応用する。番手は追加で入った吉田敏洋。500勝レーサーの仲間入りをして意気揚々としている。自力のレースは減ったがタテ脚は健在だ。もちろん、志田龍星が勝ち上がったケースは志田龍星、山口拳矢、吉田敏洋の並びで2段駆けの作戦になる。
チームe-SHINBUNのメンバーである小倉竜二もモチベーションは高い。自らのスポンサーの冠レースであり、最低でも決勝進出がノルマ。中四国で徹底先行の町田太我を使えるのは有利だ。このバンクは町田太我向きの走路であるし、ペース駆けも可能。
地元は中井太祐が中心で脇をベテランの川村晃司と稲垣裕之が支える。中井太祐は早めの仕掛けがなくなったが、地の利ありバンクだし、普段より仕掛けは早い。川村晃司もチームe-SHINBUNのメンバーだ。
九州は松岡辰泰に中本匠栄の熊本コンビ。これを小川勇介が3番手でガードする。松岡辰泰は愛敬たっぷりだが、渋太い走りも出来る。中本匠栄はタテ型で、小川勇介もタテは切れる。
A級戦は村上竜馬に期待する。前期のS級では苦戦したが、A級戦では見違える。中四国で売り出し中の真鍋智寛を使えて展開有利に運ぶはず。地元のベテラン佐藤成人や、巧者中澤央治は目標次第。近畿で福元啓太の出来がカギを握る。脚力上昇中の原井博斗は自在派レーサーで、シビアなレースを売りにしている。