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【立川競輪】痛すぎるアクシデントを乗り越えた川路遥香「2023年は確定板にたくさん乗って車券に貢献を」

2022/12/30(金) 20:30 0 6

立川競輪場で28日から行われていた「スポーツニッポン杯(FII)」が最終日を迎えた。5レースのガールズ一般に出走した川路遥香に話を聞いた。

デビューから3期を終えた川路遥香。今期は2勝をマークした

 競泳から転身して昨年デビューを果たした川路。今年は71走と他の選手と比較しても出走が少なかった。4月に練習前のストレッチで使用していたゴムチューブが眼を直撃するアクシデントに見舞われ、1か月近くの欠場を余儀なくされたのが要因だ。

「今だからネタで話せますけど、あまりの痛さに10分間ぐらい動けなくて、父親に病院に連れて行ってもらい早期治療を受けられたのが不幸中の幸いでした。眼球打撲、網膜振とう症の診断で…あれ以来、ゴムチューブは触れません(苦笑)」。

 現在は回復し、視力も問題ないという。痛すぎるアクシデントがありながらも、その後は少しずつ調子を上げ、7月の函館の初日でデビュー初勝利をマーク、11月の別府ミッド最終日では1番車で走り、2勝目を挙げている。

「自転車経験が養成所での1年しかないことを考えると成長はしているのかなと。最近は”情報は武器”だと感じていますね。選手の特徴を知っているとそうでないとでは全然違います。デビュー戦を思い出すと、自分の事しか見えていませんでした。今は情報が頭に入っているので、周りを見て仕掛けのタイミングをうかがう余裕も出てきました」。

 来年の目標を聞いてみると「デビュー期と前期(2期目)は点数を取れず焦りもあって思い切った競走が出来ませんでした。前開催と今開催で少し点数を落としてしまいましたが、49点ありますし、来年は自分の良いところを出して、確定板の回数を増やしたい。今年は13回ですか? 少ない。もっとお客さんの車券に貢献したいですね」。

 今回の立川では同期の濱野咲が引退。さらに堀井美咲堀田萌那も現役を退くこととなった。21人デビューした120期は18人になる。「同期3人がストレートでの代謝は寂しい。美咲さんとはルーキーシリーズ以来、斡旋の関係で一度も会えず仕舞いでした。萌那ぴょんも3回ぐらいしか会えなかったので、ただただ寂しいです」。

 志半ばで選手生活を終えた仲間の気持ちも背負って川路は走り続ける。

ホームバンクも割と近郊で仲の良い3人。左から川路・濱野咲本多優

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