今期は不振にあえいでいた望月一成だが、前回の静岡で突如覚醒。決勝は同門・齋木翔多の頑張りもあって1年9か月ぶりの優勝を飾った。

「実は前回、イチかバチかで新車を持っていったんです。静岡の新田(康仁)さんのアドバイスで作ったやつで、サイズや寸法とかが今までと全く違うんですけど。これがうまくハマりました(笑)。もちろん齋木君の頑張りや腰の痛みがなくなってきたっていうのも大きいんですけどね」

　一時はS級点確保が絶望的だったが、この優勝で競走得点も一気にアップ。ボーダー付近まで浮上してきたため、今回も活躍できればS級点が取れそうな状況だ。

「予備だったので(繰り上がりで)走れるかなって思って準備していました。せっかくのチャンスですし、自分には勢いもあるので(笑)。まずは初日をなんとかクリアしたい。そうすればお世話になっている深谷さんや雄太さんと一緒に走れることもあるかもしれないので。頑張ります」

　気迫の走りで勝負駆けを成功させてみせる！(netkeirin特派員)