近況は以前に比べて1着が増えてきている。

　その理由を「今年の8月くらいから3か月くらい腰を痛めていた。色々と治療していたんだけど自転車に乗るとまた痛くなったりしての状態が続いた。ただ、ここに来てようやくその痛みがなくなって練習ができるようになった」。

　予選は俊敏な追い上げからバック捲りで力強く押し切る。

「最初はカマすつもりで踏み込んだのですが、ちょうど佐伯(亮輔)君が踏んで合ってしまったので、小倉で変に構えるとかえってキツイかなと思って内をキメました」とレースの流れにしっかりと反応。

「本当は2角から踏み上げるつもりでしたが、ちょっと体勢が整っていなかったので、遅れてしまいバックからの仕掛けになった」と話す。

　痛みがなくなり身体が自由に動くようになった様子で、何よりも練習がしっかりとできる様になったのが大きいようだ。今回はひと味違う走りと結果を見せてくれそうだ。(アオケイ・真島記者)