2021/04/28(水) 19:00 0 2
久木原洋と言えば“淡泊なレースのかたまり”。アグレッシブさがなく、まくり一発屋のイメージ。それが最近は"諦めの悪い男"になっている。
「街道練習が好きなのでバンクにはほとんど行かなかった。それが昨年の夏頃から、ちょくちょくバンクに行くようになった。本格的にバンク練習に切り替えたのは昨年の12月から。西武園競輪場に行くと、必ず平原康多さんがいるから、一緒に練習をやるようになり、平原さんのメニューをこなすようになった。それからですね、成績が良くなったのは」。
だいたいバンクに9時半頃に集まり、14時過ぎまでの練習内容だと言う。「インターバルを挟みながら、1本1本の内容が濃いですね。それでスピードが出るようになり、変な自信もついたりして、諦めが悪くなったのかもしれませんね(笑)」。
直接、平原からのアドバイスはないそうだが「聞きに行けば丁寧に教えてくれます。それがセッティングだったり、自転車だったり、ウエイトトレだったり。今の僕があるのは、平原さんとの練習効果です」。淡泊さがなくなると、逆に破壊力もなくなると言われているが、今の久木原には平原の教えがあるし、関係ないだろう。(町田洋一)