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【PIST6】畑段嵐士「脚を温存できた」/準決勝注目選手インタビュー

2022/11/21(月) 11:45 0 3

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で21日、「PIST6 Championship」のフォースクォーター・ラウンド1が最終日を開催する。準決勝に進出した注目選手に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)

▼4R準決勝A・畑段嵐士

 一次予選は一車前の藤岡隆治の捲りを差し切って白星発進。

「藤井(昭吾)さんが先行するかな、と読み通りの展開だった。藤岡さんの動き次第で対応しようと。最後も脚に余裕はあったし、脚を温存できた」と話した。

 二次予選では残り2周手前、4番手から仕掛けて一気に前団を飲み込むと最後は後続を振り切って連勝ゴール。

「前を切った山本(健也)さんも流していたので、その上を叩くか構えて仕掛けるかどちらでも良かった。叩いた流れの中でそのまま行って結果的に良かったですね。ただ、もう少し真っ直ぐ綺麗に踏めていたら、もっと楽に押し切れていたと思う」と道中の判断力も冴えている。

 初の連勝を飾り、好調ムードの畑段。自ら動いて位置を取れるし、攻め幅が広く柔軟に走れるタイプ。今回が6度目の挑戦で初の決勝進出となるか注目だ。

▼5R準決勝B・戸田洋平

 一次予選は先に動いた長田龍拳を残り2周で一気に叩いて先行態勢へ。長田に番手から差し返されはしたものの、自らレースを動かして積極性をアピールした。

 レース後は「ハッスルしすぎですかね(笑)? ペースが緩んだところだったし、自分の順番が来たと思って行くならあのタイミングだろう、と。自分で動いて2着なので内容としては良いと思う」と納得の表情。

 二次予選は最後方5コーススタート。前受け1コースの藤井昭吾の絶妙なペースでの先行策でレースは進み、戸田は動けず3着。

「セオリーは押さえ込んで前々に、だけど…。早めに前を切っても番手は藤井君になるし、長い距離は持たないかな、と。PIST6の難しさを感じました。ギヤも下げずに5.33のままで良かったかも。出切ってしまえばスピードも乗って粘れただろうし、その選択肢もあったなぁ。また一つ勉強になりました」と冷静に振り返った。

 自転車競技経験があり、千葉250バンクの順応性が高い戸田。自転車IQも高いし、強敵揃いのメンバー構成だが、修正力に期待したい。

▼6R準決勝C・木村佑来

 一次予選は2周半、二次予選は2周と共に長い距離を逃げ切って連勝と力強いレースを見せた。

「落車のダメージはない。初出場時はペース配分が分からず全開で踏んでいたけど、2回目で流れは掴めたので、今回は良いペース配分で最後まで走れていると思います。下げたギヤはタイムトライアルでは違和感が少しあったけど、レースは流れがあるので問題なさそう」と手応えを感じている様子。

 準決勝に向けては「とにかく仕掛けどころを逃さないように、自分の持ち味を出し切りたい。捲りに構えて不発に終わるよりも、自分の走りができるように頑張りたいと思います。そうすれば結果も付いてくるはず」と意気込む。

 119期の活躍が目立つPIST6だが、木村のポテンシャルもかなり高い。同期の活躍に追いつけ追い越せ、3度目の挑戦で初優勝を目指す。


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