②松谷秀幸
　弥彦の1周駆けで残るか不安はあった。逃げていないからペース配分が分からず、直線も長いので。みんな動くイメージがあるかもしれないが、バック0 の男ですから(笑)。今回はダービーがあるのでかなり追い込んでトレーニングをやってきた。ダービーは目標がいると思うので、今回は良い自力の練習になっている。関東の番手が競りだし、何でもやる総力戦です。

⑥石毛克幸
　弥彦はGIIのふるさとダービーを優勝しているので、相性抜群です。あの時は武田豊樹さんと稲垣裕之君のもがき合いを、後方からのまくり追い込みで仕留めた。当時はよくクリップバンドが外れて、ファンや関係者に迷惑をかけた。それだけ、踏む力があったんでしょうね。今はそれが全くないですけど。準決と同様に松谷君に好きに走ってもらうだけ。

⑤小林泰正
　一昨年、弥彦記念の決勝に乗り、先行して地元の諸橋愛さんの優勝に貢献している。それ以来だと思うけど、バンクとの相性は抜群です。体も動いているし、調子がいい。普段から佐々木悠葵君と一緒に練習をやっている。ただ実戦で連係するのは初めて。成田さんがジカで競りに来るけど、腹をくくって番手を守りたい。

④河村雅章
　阿部大樹君には申し訳なかったけど、あれ以上は我慢出来ない。もう、タテに踏むところだし、内を締めていられなかった。そうでないと着がなくなるので。次の地元・京王閣ダービーに向けて弾みをつけたい。今節は番手、3番手で調子自体はよく分からない。これから佐々木君、小林君、鈴木君には益々お世話になる。なので関東で結束して4番手です。

⑦佐々木悠葵
　関東の一番前を任せてもらったので責任重大ですね。成田さんがジカで競りに来るし、難しい。今回、来る直前にウエイトトレーニングの失敗があり、調子は疑問だった。だけど、走る度に良くなっている。勝ちを意識せず、みんなにチャンスがある仕掛けが理想です。

③成田和也
　関東の4人に並ばれてはきつい。なので、失礼にならないように佐々木君にジカ付けで競りに行く。もちろん、佐々木君、小林君には、これから世話になる事もある。ただ、まだ一回も連係していないので、そこはシビアに。確かに、決めずと言い、松谷君にレースを壊してもらい直線勝負にかける方法もある。ただ、自分のスタイルもあるので、少し悩んだけどジカで行きます。

①鈴木庸之
　小林君、佐々木君には世話になっているので群馬コンビの後ろへ。3番手回りは未経験の訳ではないし、競輪祭の準決で長島大介君、平原さんの後ろを回っている。オレが別と言えば、3分戦になり、成田さんも別の方法を取ったと思う。自力でやろうか？ と泰正に言ったら、成田さんと勝負しますと。それで、最終的にこの並びになった。ダービーは予選スタートでなく、特選シード。位置的には厳しいけど、弾みを付けたいし、地元でもあるから優勝したいですね。(町田洋一)