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【周防国府杯争奪戦】今節のレース展望!

2022/10/31(月) 21:00 0 10

防府競輪場のナイター競輪「周防国府杯争奪戦(GIII)」は30日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 清水裕友松浦悠士郡司浩平佐藤慎太郎吉田拓矢とS班が5人参戦する豪華布陣。やはり、この地元記念に賭ける思いの強い、清水裕友の大会5連覇とみたい。防府のファンは熱いし、まるで阪神タイガースのファンみたいに熱狂的だ。

清水裕友

 それを肌で感じている清水裕友が熱い走りを魅せる。盟友・松浦悠士との前後は微妙だが、松浦悠士が前で駆ける流れが自然だろう。

松浦悠士

 その松浦自体も、今年は安定感抜群で、早々とグランプリ出走を決めてしまった。太田竜馬が勝ち上がってくれば、太田竜馬清水裕友松浦悠士の並びもありそう。どうあれ、太田竜馬松浦悠士清水裕友の前で戦う重要な任務がある。時折、ポカもあるが、脚だけでなく人間も成長している。

佐藤慎太郎

 郡司浩平は今年前半より、後半にかけての方が良くなっている。名古屋共同通信社杯で逃げ切りの優勝。平原康多松浦悠士との3分戦だったが価値ある内容だった。続く、久留米記念も制して、南関の大将としての任務を果たしている。番手は昭和のマーカーの匂いを残す内藤秀久で、きっちり仕事をやる。他に特選シードのメンバーには渡辺雄太もいて、郡司浩平との連係も十分。

吉田拓矢

 北日本は清水裕友が子供の頃から憧れている佐藤慎太郎が参戦。清水裕友少年が、防府競輪場の出待ちで、慎太郎先生からサインを貰ったのは有名な話だ。それがあったから清水裕友は競輪選手になったと言える。北日本ラインで徹底先行の新山響平や追加で入った同県高橋晋也との連係が基本。いつもの全国の選手がラインであり、勝ち上がり次第では郡司浩平吉田拓矢との連係も考えられる。

郡司浩平

 吉田拓矢は9月開催の青森記念で優勝して、直前の親王牌でも見せ場を作った。あのまま休まず行けば、古性優作を捲って優勝だったかもしれない。グランプリ出場に向けて、1円でも多く賞金を上積みさせたい。構える悪い癖もあるが、ドーンと仕掛けた時は強い。栃茨ラインで神山拓弥木暮安由が番手を回る。末木浩二は先行選手のイメージだったが番手、3番手もこなせる様になってきた。吉田拓矢末木浩二の連係なら新鮮だ。

野原雅也

 近畿は野原雅也が立ち直り気配で番手は東口善朋。選手会の支部長をやっている稲毛健太は穴党にお薦め。九州や中部は戦力的に厳しい。

 地元の1班は御大の桑原大志に、今年プチブレークした山下一輝。2班は意外性のある久保田泰弘、息子が活躍している富弥昭内村泰三の名前が入っている。

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