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【大楠賞争奪戦】記念デビューを果たした松岡辰泰が開催を振り返る「経験値を積めたシリーズ」

2021/04/25(日) 17:00 0 1

武雄競輪場を舞台に22日から25日まで開催された「大楠賞争奪戦(GIII)」で記念デビューを果たした松岡辰泰選手に、4日間を振り返ってもらった。

初の記念競走は収穫だらけだった松岡辰泰

●「いい開催でした」

 4走を終えて、充実の表情で話し始めた。最終日は9Rの特別選抜戦。中井俊亮らを相手に果敢に風を切って2着に粘り込んだ。「中井さんを相手に、得意ではない抑え先行で勝負できた。キツかったけど、ラインでワンツーが決まって良かった」。

 目標として掲げた“準決勝進出”をクリア。初めての4日間開催や9車立て、そして二次予選は清水裕友、準決勝では郡司浩平と対戦。S級S班に力の違いをまざまざと見せつけられた。

「終わってみれば、意外とあっという間の4日間でした。初日はちょっと緊張して後手に回ってしまったけど、その後は早めに動くレースができた。最後も2着に粘れて、いい感じで締められた。それにしてもS級S班、異次元でした。こっちが全力で踏んでいるのに、軽く合わされたり、軽く行かれたり。でも、トップのスピードを体感できたのはいい経験になりましたよ」。

 さらに松岡は語る。「ラインの重要さを、9車立てのレースを走って気付けた。3番手の存在、役割が大事なんだ、とか。7車立てでは分からないことがあった。これからは戦法の幅を広げていきたい。まくりだけでは上で通用しない。今日みたいなレースができれば、相手も考えてくれて、まくりが決まりやすくなったりもする。あとは、松浦悠士さんと話をさせてもらって、自分がやらないような練習方法とかも勉強できた。今後、取り入れていけたらと思います。まだ、デビューから1年未満。早めにこういう経験をできたことは財産です。とにかく、経験値を積めたシリーズになりました!」

 結果以上に収穫多き記念デビューとなった。次走は5月1〜3日の名古屋FI。「ダービーに出場する選手がいない開催。今回の経験を生かして頑張ります」。目を輝かせて奮闘を誓った。(netkeirin特派員)

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