初日に中川が捲って荒井とのワンツーを決めた2人が再度タッグを組む。さらに3番手に山口貴弘が固める九州トリオがメンバーを見る為に集結。

　初日は捲った中川が1着で、2着だった荒井は悔しさを全面に出していた。その荒井は中川に
「勝利数で誠一郎と並ばないといけないな。初日は一緒(お互いに通算463勝)だったのに、誰かさんは先に2勝してしまったもんな。俺も明日勝って2勝目を挙げないと気分が悪いしな」
と真横に居た中川に軽いジャブというには重すぎる先制パンチを浴びせる。

　中川は「近畿の先頭は(捌きもある)畑段か。ちょっと嫌ですね」と漏らすと、間に割って入った山口は
「誠一郎さんがバンクレコード並みのスピードでギュンと行っちゃえばいいんですよ。畑段は手も足も出ないでしょ」と冗談交じりに語りかけると、荒井はすかさず「バカか。オマエは付いていけないだろう(苦笑)」とすかさずツッコミを入れる。

　初日のレース後に「情けないし、荒井さんに申し訳ない」とやや遅めの捲りになった事を悔いていた中川だけに、再度荒井を付けて同じ事はできないはず。もちろん中川も「初日みたいにならないようにしますよ。頑張ります」と荒井に言い、荒井も「頼むな」と応じていた。(アオケイ・渡辺記者)