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【大楠賞争奪戦】小倉竜二はやっぱり努力家!

2021/04/23(金) 20:00 0 3

武雄競輪場で開催している「大楠賞争奪戦(GIII)」が23日に2日目を終えた。二次予選で1着突破を決めた小倉竜二に話を聞いた。

 小倉は「(3月の福井決勝の落車で)肩鎖関節をやっちゃって、まだ痛みがあるよ」と言いながら二次予選で清水裕友の先行を奇麗に差し切り、45才、まだまだ意気軒昂。「復帰戦の高松の時は体重が5キロくらい落ちてしまっていたけど、今回は2、3キロ戻ってきているから上向きだよ。まあ、ベスト体重の90キロにはまだ足りないけどね。それに練習も必死にやっている訳だから」と語る。

 記者が「練習内容は?」と尋ねると「街道練習はしなくてワットバイクが基本。あとは小松島競輪場が今は使えないから週一で高松バンクに入る形。高松には小川真太郎島川将貴がいるから一緒に練習しているよ。俺が稽古をつけてやるというより、練習の鬼と化す島川に一日中付き合わされている感じ。毎回行く度に俺の方が殺されるんじゃないかというくらいやらされてるよ(苦笑)。ケガ明けの身にはさすがに応えるね」。

 落車明けくらいはゆっくり休んでも良いような気もするが「そのまま休んでいたら終わっていくというか、休んだ分、落ちていく人も多いから。俺も元気の良い若手に置いていかれないように食らいついていっているって言った方が正解かな」と『ハンドル投げと言ったらオグリュー』に象徴される鮮やかな競走の陰で、地道な努力がやはりある。

 準決も清水に続きS班の松浦悠士の番手。今度はどんな競走を見せてくれるか、興味は尽きない。(アオケイ・渡辺記者)

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