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【寛仁親王牌】今節のレース展望!

2022/10/18(火) 05:30 0 18

前橋競輪「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は20日、初日を迎える。今節の見所をアオケイの長谷川剛編集長に伺った。
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 すでに終わっている4つのGIは古性優作が2つ、脇本雄太が2つ獲っており、例年よりも『賞金でグランプリ』という選手が多くなりそうだが、今回の親王牌は最強レーサーの脇本が不在ということで、出場選手全員が我こそはと目の色を変えて狙ってくる。

平原康多

 関東の絶対エースで競輪界の顔でもある平原康多がシリーズリーダー。弥彦で行われた昨年の大会は強烈な追い込みで3年振り8度目のGI制覇。生まれ育った故郷での快挙はドラマチックで康多スマイル全開だった。本人は常々「自分は主役じゃなくて脇役でいい」と言っているが、地元地区のビッグだし、責任感を持って走る。

吉田拓矢

 平原の連係パートナーは同じSSの吉田拓矢宿口陽一。2人の他にも眞杉匠吉田有希菊池岳仁といった若手の機動型が揃っている。

松浦悠士

 ストップ・ザ・平原の一番手は脚力も競輪頭脳も超一流の松浦悠士。今年は取手全日本選抜、西武園オールスター競輪で惜しい準優勝が2回。玉野サマーナイトでは昨年に続き連覇を達成した。松浦と言えば清水裕友とのSSタッグがお馴染みで有名だが、最近は太田竜馬犬伏湧也とも良い関係性を築いており、第2、第3のゴールデンコンビが出来つつある。

古性優作

『浪速の闘将』古性優作も優勝候補の1人。尊敬する脇本の名前がここにないのは残念だが、今年獲った2つのGIはどちらも脇本不在の開催だし、焦りや不安は全くない。当地はGI初優出(2016年の親王牌)のバンクで良いイメージもある。

寺崎浩平

 またオールスターで大活躍した寺崎浩平も近畿になくてはならない選手に成長した。117期の早期卒業生でナショナルチームにも在籍する超エリートだし、小回りのドームは持ち味を存分に発揮できそう。

佐藤慎太郎

 北日本地区は佐藤慎太郎守澤太志のSS巧者が高いレベルで安定。寡黙な仕事人・成田和也も完全に蘇っており賞金ランクで好位置に付けている。

新田祐大

 やや心配なのはリーダー格の新田祐大で、漢字の競輪を意識しすぎて失敗が目立つが、ここまでにはきっちり立て直してくるはず。デビューからずっと男気先行を貫く新山響平も応援したくなる選手の1人だ。

 層の厚さなら南関も負けておらず、エース格の郡司浩平を筆頭に、松井宏佑渡辺雄太岩本俊介和田健太郎鈴木裕と戦力充実。中部は相変わらずの人材不足で、山口拳矢浅井康太頼み。九州地区ではグランプリ出場が見えてきた山田庸平荒井崇博に注目したい。

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