2022/09/30(金) 17:15 0 9
前年度の大会覇者の嘉永泰斗マークという、この上ない好位置を手にした松岡貴久。だが、物事はそう簡単には運ばない。
「ニセ松岡4男」こと松岡辰泰(写真右)と雑談をしているところに荻原尚人が現れ「貴久、ゴメン。悪いけど、ジカで行くから。オレも思うところがあるんだ。別に貴久とか熊本とかにじゃなくて自分の中の問題。それじゃよろしく〜!」と一方的にジカ競りを宣告された。
あまりに突然の事に苦笑いを浮かべるしかない貴久は「それは考えていなかったな… ふぅ」と息をついた。
相手のスキを突くようなレースは好きなのに、いざ自分の身に危険が及ぶと途端に受け身になる。
「久留米の熊本記念っていつも決勝に乗っていないんですよ。気持ちは入っているけど乗り切れていないというか」とやや弱音をコボしたが、年に1回の地元大会だ。ここで負けたら男がすたる。嘉永に絶好の策を与え、両者で決めて見せる。(netkeirin特派員)