2022/09/29(木) 10:45 0 4
チャレンジ決勝には関東から5人が勝ち上がった。その中にはルーキーの安倍大成と治田知也もおり、2対3になるのでは? とも予測されたが、フタをあけてみれば治田には今村俊雄、三木翔太、山田武が付けて4車に、安倍は単騎という分かれ方をした。
治田は新潟、今村は山梨、三木と山田は群馬の所属選手。いわゆる上甲信越ラインが4車で結束した形で決して不自然な並びではないが、関東の中の細かいライン構成を把握していなかったのか、安倍は単騎になると聞いて愕然とした。
「僕が1人になるというのは治田さんラインに付いた方がチャンスがあるってみなさん判断したんでしょうか? 確かに自分の連日の内容は良くないですが…。信頼してもらえるようにもっと脚力を付けたいと思います」と寂しそうに発言。
記者たちが“そういうことじゃないよ”と説明してもなかなか腑に落ちなかったようで、最終的には準決で連係した今村、初日に付けた山田が、必死になって「上甲信越ラインだから」と治田ラインに付けた経緯を説明したようだ。
安倍は東京籍だが出身は岩手。関東にきてまだ間もないためこのようなハプニングが起こってしまったのだろう。とはいえ決勝は単騎になった事で逆にチャンスは十分。纐纈洸翔、治田が意識し合えば、無欲で臨む安倍の一撃が決まるかもしれない。(netkeirin特派員)