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　9月9日時点の「S級・3連対率ランキング」は、前週に続き脇本雄太(33歳・福井=94期)とルーキー中野慎詞(23歳・岩手=121期)が同率1位。ともに勝率も100％で、3位以下とは一線を画す強さを見せている。

　中野は現在、8日開幕の青森競輪「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」に出場中。初のグレードレースでどこまで戦えるかが注目される中、初日と2日目を連勝し、デビュー戦から無傷の29連勝を達成。なお、同開催の中野のレース結果は次回のランキングに反映される。

　3連対率が80%に達しているのは上位9名(※藤木裕は7月からA級)。

　前週7位タイの村上博幸(43歳・京都=86期)が3位に浮上した。村上は、8日に最終日を終えた小倉競輪「コアズ杯(FI)」に出場。初日特選2着、準決勝1着、決勝3着と3走全てで3着以内に入り、前週から3連対率を上げた。

　S班は、グレードレースが主戦場となるため車立やメンバーの面で不利ともいえる。上位20位に入ったのは、8位タイの古性優作(31歳・大阪=100期)と20位の松浦悠士(31歳・広島98期)の2名。両者は、ともに16日開幕の名古屋競輪「共同通信社杯(GII)」が次走の予定となっている。

　勝率が20%未満で3連対率が上位20位以内の選手は恩田淳平(32歳・群馬=100期)。2、3着に入る確率が高いため車券購入では見逃せない。

　最新の3連対率ランキングは以下のとおり。※選手名をクリックすると出走情報が見られます

S級・3連対率ランキング(2022年9月9日時点/直近4か月)

※太字はS班、赤字は勝率30%未満、＊は現在A級在籍者

順位	選手名	3連対率	勝率
1	脇本雄太	100	100
1	中野慎詞	100	100
3	村上博幸	84.6	53.8
4	松岡辰泰	84	36
5	藤木裕＊	83.3	33.3
5	嵯峨昇喜郎	83.3	33.3
7	成田和也	82.7	31
8	古性優作	80	40
8	寺崎浩平	80	40
10	北井佑季	79.4	50
11	北津留翼	78.3	62.1
12	伊藤信	76.4	52.9
13	安部貴之＊	75	25
14	渡部幸訓	73.6	31.5
15	山田庸平	73	50
16	深谷知広	72.7	40.9
16	恩田淳平	72.7	18.1
16	山崎賢人	72.7	45.4
19	幸田望夢＊	71.4	28.5
20	松浦悠士	70.9	38.7

　2,000人以上がプロ選手として活躍する競輪。男子は競走得点に応じて級班が分けられ、実力の近い選手同士でレースを行う。そのなかで上位の実力を持った選手が在籍するのがS級だ。

　現状、S級レーサーが出場するGIII以上のグレードレースは9車立て、FI開催は7車立てで行われている。レース数なども含め選手により条件面は異なるものの、競輪投票・車券購入をする際、3連対率は注目したいポイントだ。

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