2022/09/04(日) 09:15 0 7
初日は捲り切るも、踏み上げた岡本二菜に差され2着。2日目には正攻法から逃げた奥井迪に捲りで迫り2着。優出を決めたが、レース後には「出だしの感じは良いけど、まだまだパワー不足」と話していた。
そんな久米は、直前に伊豆ベロドロームで行われた「全日本自転車競技大会トラック」に参加したそうだ。
種目はケイリン、スプリント、500mTTの3種目。周りとのタイムの差を感じた久米だが、スプリント、500mTTでは自己ベストを更新出来たことは収穫だったそうだ。
久米のホームが静岡ということで、たまにナショナルチームと練習をすることもあるという。「練習環境が充実しているので、いい刺激になっている」と話す。
「グランプリ出場を目標にしているので、『今年は優勝10回を目指す!』と公言したけど、その後はなかなか…。賞金では厳しくなってしまったので、残すは競輪祭のトライアルだけ。色々と見直すために、今年の夏には小嶋敬二さんに稽古をして貰いました」。
「小嶋さんに散々に言われてしまったペダリングから練習内容とたくさんの事を教えてもらいました。今まで先が見えなくてさまよっていたけど、今は明るい兆しが見えてきました」と小嶋に感謝していた。
男子、女子関係なく、競輪はメンタルスポーツとよく聞く。一筋の光りが見えたことで物足りなさは感じつつあっても、以前より表情が明るくなった様に感じた。
そしてまだまだ伸び代を秘めている久米は、今節の2日目(9月3日)に誕生日を迎え23歳になった。
「良いスタートが切れるように頑張ります!」と満面の笑顔で締めくくった。(アオケイ・宮本記者)