2022/09/02(金) 18:35 3 20
北津留翼は検車場に戻って来ると、頭を下げっぱなし。普通なら賛否両論ある走りだが、なにか北津留を見ていると微笑ましくなる。
レースは松本秀之介の番手だったが、何と太田竜馬がイン粘り。ドームの外は厳しいし、残り1周からスパート。最終ホームと最終バックを取っているから、決まり手は“逃げ切り”だった。
北津留は頭をかきながら「選手として失格です…。技術がないから、あのまま併走していても飛ばされてしまう。松本君には申し訳なかったけど、人気にもなっていたから出てしまった」。
これが北津留でなかったら大事件になるが、人間性とやってきた事もある。検車場や控え室も殺伐とした雰囲気にならなかったし、個人的にも許してやって欲しいと思う。(町田洋一)