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【松阪競輪・ミッドナイト】松浦悠士が継ぐ脇田良雄の責任感

2021/04/15(木) 19:30 0 3

松阪競輪場の「WINTICKET杯」が15日に開幕する。チャレンジ3レースに出場する脇田良雄に話を聞いた。

タテ攻撃がまだまだ健在な51歳 脇田良雄

 前回の高知競輪場で開催していた「ニッカン・コム杯」の2、3日目はいずれも主導権をにぎって逃げ切り1着と逃げ残り2着。脇田良雄のタテ攻撃はまだまだ健在で、とても51歳とは思えない。

「5車だったり流れのなかだったり。たまたまですよ。狙ってやっているわけではない」と謙そんするが明らかに調子は上向きだ。

 3レースは敵の松本琢也にラインができ、中四国勢は脇田と小野祐作山中隆。自力の決まり手が脇田の動向が鍵となった。
「それぞれ単騎なら『位置決めず』、もし後ろに誰か付くなら『自在』ってコメントにしてください。流れで出すことはあっても『自力』と初めから言い切る自信はまだないですから」。

 結果は小野と山中が結束の意を示して脇田の後ろを固めることとなった。脇田は困ったような、嬉しいような何とも言えない表情を浮かべ「弟子(松浦悠士)に練習で引き上げてもらったからここまで戻っているが、まだ『自力』とコメントできる脚じゃないです。ラインができるなら頑張りますが…」と再び強調し、近況をきめ細かく正直に吐露した。

 そういえば松浦悠士もレース後のコメントには人一倍に気を払い、常にファンに分かりやすい説明を心掛けている。
記者への繊細な対応に何か似通うものを感じたが、それは師匠の教えだと言わんばかりに、Tシャツの松浦が脇田の胸でまぶしく輝いていた。(netkeirin特派員)

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