2022/08/31(水) 20:00 0 2
8月31日〜9月2日にかけて、福岡県の小倉競輪場でミッドナイト「DMM競輪杯(FII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。
小倉競輪場はドーム競輪場で、みなし直線が56.9mある400mバンクです。1着に入った選手の各決まり手を見てみましょう。
決まり手 | 割合 |
---|---|
逃げ | 25% |
捲り | 31% |
差し | 44% |
同じくドームの前橋競輪場は1周335mで見なし直線が46.7mなので逃げが37%と優勢ですが、小倉競輪場は400mバンクで見なし直線が長い分「逃げ」の1着シェアは25%というように、無風のバンクとはいえそれほど有利なわけではありません。
逆に「捲り」は前橋競輪場の30%に対して小倉競輪場は31%と僅かではありますが上回っています。他の競輪場と比べても脚質「捲り」のシェアが多くなっています。とは言っても今回は基本7車のA級戦なので、後方から一気の捲りというよりも、3番手辺りから捲れる選手に注目したいところです。この辺りの傾向も踏まえながらこの開催の注目選手を見ていきましょう。
・林昴選手
6月の開催までチャレンジを走っていましたが、7月からはA級1・2班戦に出走。徐々にペースにも慣れてきていて、今回辺りは勝ち進んでいけても良いでしょう。スピードのある逃げが身上です。
・幸田望夢選手
2回前の宇都宮FI開催で優勝。着実に力を付けています。前開催は決勝まで進みましたが、内から番手を取りに行き、捌かれてしまって最下位。展開が厳しかったので、度外視しても良いでしょう。今開催は得点ランクが1位で、優勝に期待が集まります。
・前川大輔選手
前回の立川開催では決勝で2着に敗れましたが、うまく3番手を取る走りで、今回の小倉開催への適性が高そうです。力的にも勝ち進んでいけるでしょう。
・小玉勇一選手
7月の松阪開催で落車し、前回は準決勝で敗退。しかし最終日はいったん捲られながらも巻き返して勝ったように地力が上。この開催は崩しかけたリズムが戻っているでしょう。