立川競輪G3(鳳凰賞典レース)が行われている立川競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場（バンク）の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。

立川競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は58.0m。
ホーム、バックの直線が長くセンター部分が短い扁平型走路です。ゴール前の直線が長いため追込み有利とされています。

データを見ると、立川競輪場の1着の決まり手は47%で「差し」でした。
この結果と見ると、400mバンクの平均見なし直線距離より若干長いことが関係していると予測されます。またカーブがほかのバンクよりキツめとなっている「レムニスケート曲線」となっています。これはカーブから直線に入るとき、外側へ膨らみやすい特徴があります。
また、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は55%とさらに「差し」の割合が高くなっています。一方で「逃げ」は9%も減少していることから、バンクの特徴を上手に捉え、活かしている傾向が見受けられます。そして注目が2着の決まり手のマークがより「差し」の割合が高いことです。この結果からS級(9車)の場合は、ライン決着ができくいでしょう。
立川競輪では、「差し」を得意とする追い込み選手を重視するといいでしょう。