西山ヒロカズ 勝負のアヤを見極める天下一品の戦術家
◎ | 寺沼拓摩 |
地元地区が5人も優出し…別線となった関東勢、これが数の上で有利に働くのか、はたまたシビアに真っ向勝負なのか、大注目の真夏の夜の大勝負! まずは前受けが⑤吉田有ラインの場合、後ろ攻めから⑧山口多が押さえて主導権を握ると、吉田有もサッと引いて中団キープ、このまま一本棒で最終ホームは全開となり、二角から捲りを仕掛ける②山崎賢に合わせて、中団の吉田有はタテ脚でけん制、さらには先行山口多の番手から⑥藤田周も発進し、山崎の捲りは不発。発進した藤田周に乗って、吉田有が抜け出すところに、その後位で援護続けた地元⑨寺沼拓が猛追しゴール前勝負本線。筋の①鈴木玄や単騎③和田健の三着押さえ必須。粘りある藤田も単まで十分考えられ、本線筋に加えた三車BOXで押さえる。 山崎賢ラインが前受けの場合は、山口多が後ろから押さえて主導権で、その上のを吉田有が叩きに行くが、山口多がシビアに先行勝負すれば、吉田有ラインは無理はせず、位置取りにこだわらない山崎賢を、寺沼拓、鈴木玄らが締め込み、中団を確保に動く。この場合は先述した通りの展開となり買い目は同じ。そして吉田有が叩いて主導権を握った際には、中団は埼玉二人となるし、吉田有がグイグイ駆けると他派は動けずで、番手から寺沼拓が好機に抜け出し、鈴木玄との地元両者のゴール前勝負に持ち込むが、この上を⑦中釜章や山崎賢が捲り強襲は脅威で、東京両者との絡みは必須。