決勝戦は王者脇本と、新山と、坂井との3分戦の戦いになる。

初日の特選では、新山が前受けに出て、吉田が中団をキープした為に脇本が後攻めになり、どうせ最終的には後方になるのだから、そのまま最後まで動かずに捲りに構えても良かったのだが、そこは自力型のセオリーとして1度は抑えに行かなければならずに、新山を抑えに行ったのだが、新山に待ってましたと突っ張られて、下げてからはいつもと組み立てが違った為に、脇本は仕掛ける事が出来ずに大敗してしまった。

このレースでの新山の競走は、これから脇本を破る為の作戦の１つとして大きなヒントになったかも知れない。

脇本とすれば初日の失敗も有るので、決勝は今の自分が1番力を発揮出来る仕掛けに拘って来る筈なので、いつも通りに最後方まで下げてからの捲り追い込みに賭けて来ると思う。

展開的には新山が先行して、中団を坂井がキープして、脇本が後方からの捲り勝負になるので、ポイントは初日に新山の番手で、車間を開けたは良いが捲る吉田を止められずに失敗している新田と、地元両者に任された坂井の仕掛けになる。

新田は初日の失敗が有るので、新山の掛かりにもよるが、今日は被る前に番手捲りを打つと思う。

坂井は単騎ならば、新田ラインを追って最後追い込み勝負をしたい所だと思うが、ホームバンクの2人に前を任されているのだから、自分だけの追い込み勝負は出来ないと思うので、新田に合わされる事が分かっていても最終バックからは仕掛けると思うので坂井は切ります。

ここは新田の番手捲りの後ろから、最後に追い込む成田と、後方から捲り追い込む脇本の2人を狙って勝負する。