眞杉匠（1番車）と寺崎浩平（3番車）でやり合いがなければ厳しいのが荒井崇博（2番車）。荒井としては眞杉と寺崎のやり合いを誘うためにも、初手で中団を確保したいのは間違いなく、荒井が中団を取れば、眞杉か寺崎のどちらかが前受けから突っ張って駆ける展開になるとみる。

どちらのラインも後ろ攻めを避けたい構えで、車番的に有利な関東ラインが前受けする可能性が高く、ここは眞杉が前受けから突っ張って駆ける展開を想定。その場合、寺崎ラインは厳しい展開に追い込まれる。

とはいえ、眞杉も2周駆けの先行となれば、最後は粘りを欠く可能性が高く、展開的に最も恵まれるのは番手の吉田拓矢（7番車）。ここは抜け出し濃厚とみて本命視したい。

さらに、3番手の地元・鈴木竜士（4番車）も直線での伸びが見込め、上位進出が濃厚。加えて、中団で脚を溜める荒井も最後に突っ込んでくる場面が十分に考えられる。荒井の仕掛け次第では、その後ろの小倉竜二（5番車）にもチャンスが生まれる。

ここは眞杉の突っ張り先行から、吉田の抜け出しを軸に勝負したい。相手は鈴木、荒井、小倉を中心に構成したい。