決勝の第12レースは、佐々木を先頭に眞杉-吉田-坂井の4車で結束する関東ラインと、郡司-松谷-和田のラインに、太田-清水の地元コンビを含めた3分戦の戦いになる。

全員が自力型の4人の先頭を任された佐々木は先行するしか無いので、その関東勢に対して郡司と太田がどう出るのかがこのレースのポイントになる。

ライン3車の郡司は、S班の看板を背負っている限り、機関車の佐々木と叩き合う訳には行かないので、佐々木と太田で踏み合う事を期待しつつ、展開を見極めてからカマし捲りで勝負する事になる。

1番出方を読むのが難しいのが太田で、地元だけに佐々木と叩き合いになっても主導権だけ取れれば良いと言う競争をして来るとは思えず、自分が獲るつもりのタイミングでカマし捲りの勝負に出ると思う。

もったいぶって話を最後に回した訳では無いけれど、今開催も含めて宮杯の時から松谷の2センターからの伸びがとんでもない事になっている。
最近で言えば南の伸び脚も素晴らしいけれど、松谷も南に匹敵するかそれ以上だ。

松谷は、4月の地元川崎記念の決勝で、優勝した郡司に1/2車輪届かなかったけれど、今のデキなら郡司を差し切る事も含めて、郡司の仕掛けにスピードを貰って、最終2センターから内外コースを見極めて突っ込み突き抜ける事も可能だと思う。

ここは、関東の2段駆けが決まる時の眞杉と、混戦になった時の郡司後ろから突き抜けを狙う松谷を軸に狙って勝負する。