地元勢・堀江省吾（8番車）と藤原憲征（6番車）を従える佐々木悠葵（2番車）が、ここは主導権を握る展開が濃厚とみる。

佐々木は近況も積極的な動きが目立ち、今シリーズも初日から自力で仕掛けて好内容。今回はライン3車で地元2人を連れており、気合の入った先行策が見込める。

番手を回る堀江は、番手戦の経験は乏しいが、前日のレースでは飛び付きから番手を奪い切るなどヨコの動きもある程度こなしており、地元開催でもありここはしっかり追走できるとみる。佐々木が主導権を握り、堀江が追走するなら、ラインのワンツー決着も十分期待できる。

別線では、五日市誠（5番車）と瀬戸晋作（3番車）が中団確保の展開。根田は位置的に後方となる可能性が高く、佐々木がしっかり先行すれば、根田の捲りは厳しくなる。ここは根田ラインを軽視したい。

一方で、警戒すべきは佐藤友和（7番車）のタテ脚。追い込みタイプながら五日市はタテ脚があり、五日市の仕掛けに乗って脚を伸ばせば浮上も。さらに瀬戸の後ろから直線伸ばす田尾駿介（4番車）も、押さえておきたい穴候補。

ここは、佐々木の先行力と地元2人を従えたラインの総合力を評価し、佐々木の主導権から堀江とのワンツーを本線に狙いたい。