２次予選、打鐘過ぎに踏み出した瞬間に仕上がり万全な清水を一瞬チギッた超新星・太田海也の超ダッシュはやはり規格外のワールドクラス。１次予選１、２はそれなりの距離を踏んで異才を放つ。ここ、準決勝で引き出し役で終わることなく逃げるにしても再度、番手の清水に交わさても２着に残る仕掛けになるし、誰も距離は踏みたくない中でタイミングよくカマシ敢行なら押しきりから入っても全然オッケーな準決勝戦。

もちろん、忘れてはならない輪界のラスボス脇本の存在になり、それぞれがシッカリ８番手に置き去ることを心掛けながら進められるかどうかは一番このレースの重要なポイントになるし、太田ラインをキッチリ追走できれば穴は迫る松本のまくり一発。ただ、太田を簡単に仕留められないし乗り越えるというより届くイメージになり、早めに詰めて止まってしまう時に要注意したいのは伸び脚は戻している、切りかえ内に降りて大突入するオグリュウの連がらみは検討の余地アリ。

が、しかし！


今開催の脇本はちょっと違うよ！の話しになり、１次予選２で見せた早めに志田を潰したカマシに状態の良さは詰まっていて、普段ならまくりにかまえる場面でイケイケで叩いちゃってるあたりはかなり状態はGOODだし、包囲網を敷かれても軽く破り散らしてキッチリ捕らえるひとまくりで事なきを得るゴール前は考えられるところ。

こんなノーマークの時はいつ何時でも気になる庸平だけど、大先行争いが勃発するわけでもなく、バリバリに組み立てがウマいわけでもなく、魅せ場、結果は共に披露できずとみて全消去する。