ここは中川聖大（8番車）が後ろに自力ある緒方将樹（5番車）と北津留翼（2番車）を連れている以上、積極的に主導権を取りに行く展開は濃厚。

一方で西田優大（7番車）も先行意欲の強いタイプであり、中川に対して真っ向勝負を挑む可能性は十分。両者の主導権争いが激化すれば、番手や3番手がもつれる場面も考えられ、人の後ろを回る緒方や北津留があたふたする展開になることも。

そうなれば、展開が向くのは飯野祐太（9番車）。混戦を捲りでまとめて飲み込む力があり、ここは飯野を軸に。さらに、番手からしっかり伸びるタイプの大森慶一（1番車）も展開一つで差し切りまであるとみて、ここから勝負したい。

押さえとしては、中川を見切って自力に切り替える形となった際の緒方や北津留の浮上にも備えておきたい。