先行型不在の一戦。ただ、追い込みの大槻寛徳（3番車）や吉本卓仁（7番車）が主導権を握る動きは考えづらく、山田諒（2番車）も基本は捲り主体の選手。そうなれば、唯一ライン3車を形成する道場晃規（9番車）が自然と先行する展開になるとみる。

その展開なら、番手を回る山賀雅仁（1番車）は絶好。捲りが迫りづらい展開になれば、南関ラインの3番手・近藤保（5番車）も浮上の可能性が高まる。

中団の位置は大槻・吉本が取りそうだが、どちらも早めに仕掛けることは考えづらい。結果として道場ラインが主導権を握り、後ろからの捲りが迫ってこなければ、3番手の近藤にとっては直線で外を踏める絶好の展開となりそうだ。

直線は山賀と近藤の“ズブズブ”決着が濃厚で、展開一つで近藤の突き抜けまで十分にある。