【日本選手権競輪2025】高木真備の最終フォーカス
準決勝で寺崎浩平選手が残念ながら不発になってしまったので、決勝戦は古性優作選手が単騎ということになりました。古性選手は自分でなんでもできるタイプですので、先頭の選手がいると、その選手次第になってしまうところが、逆に古性選手の動きを狭めてしまう可能性があったと思いますので、逆に今回単騎になったのが、古性選手に良い方向に動くと思いますので、◎を古性選手としました。
今回の名古屋のレース傾向が、一回動いて、その後飛びつくレースができる選手の活躍が目立っていましたので、眞杉匠選手を対抗としました。眞杉選手も、場合によっては先行してもいいし、でも他のラインが飛んできたり、位置があるのであれば、捌くこともできるっていうのは、タテ脚だけの選手でもないし、捌きが得意なマーク寄りの選手でもないし、両方を兼ね備えてる眞杉選手は強いのかなと思います。
吉田拓矢選手も準決勝は自分が前回りになって眞杉選手と同じような動きをして、そこに菅田壱道選手に入られてしまったので、1車遠くて1着までは間に合わなかったのかなと読んだのですが、今回決勝は番手戦ということなので期待しました。眞杉選手吉田選手の相性が良くて、この二人が一緒に決勝に乗っている時には、どちらかが好成績を収めたり、2人でワンツーもあったので、流れのいい2人なのかなと思いました。
浅井康太選手は今節、本当に嗅覚みたいなところも冴え渡っている感じがしますし、単騎でのレースもおそらく苦にしない選手なのかなと思っています。単騎の方が好きなように動けるところがプラスに働くのかなと感じたのと、一瞬の判断っていうのがゴールデンレーサー賞の時にすごかったように感じました。単騎戦だとひとつひとつの判断が少しでも遅れちゃうと、それが致命的になる場面が多い中で、浅井選手はそういった判断が本当に今節“(動きが)キレてるな”と感じました。今回(中近ラインの)古性選手とは別ラインですけれど、同じような動きをして最後4コーナーを回れたらチャンスがあるのかなと思って印をつけました。