決勝戦は、宿口と石原の2分戦に単騎の川越を含めた戦いになる。

宿口は初日特選でも立部との2分戦だったのだが、勝ち上がりに関係のない特選と言う事も考慮して、自在な動きはせずに正攻法の自力勝負で見事に捲り追い込みを決めている。

ただし、決勝の相手は立部よりも数段先行力上位の石原なので、すんなり逃してしまえば捲るのは難しい事は分かっている筈だ。
宿口は確実に勝ちに行く為にも、石原の番手でイン粘りの勝負に出ると予想する。

宿口から見れば、石原の番手の吉本が生粋のマーク屋では無く、横の競争に弱い吉本と言う事も追い風になるだろう。

展開的に、先行する石原の番手で宿口が勝負するなら、脚を溜めて1発を狙う川越にもチャンスが巡って来ると思う。

ここは先行する石原と、総力戦の宿口と、捲り一閃を狙う川越の絡みで勝負する。