日野未来が岸和田トークイベントでファンに引退を報告

2025/06/21(土) 18:30

6月20日に引退を発表した日野未来(奈良114期)が翌21日、高松宮記念杯競輪G1開催中の岸和田競輪場内ステージイベントにおいて、ファンに改めて引退を報告した。

まず、チャリティーオークションの冒頭で「先日、引退を発表しました。この7年間の選手人生を頑張れたのはファンの人たちが応援してくれたおかげ。感謝の言葉を伝えきれないですが、この場をもってお礼させてください。今までありがとうございました。パールカップまで必死にトレーニングしてやってきた。やり切った気持ちでいっぱいです」と、ファンへの感謝と心境を語った。

また、8レース終了後のトークショーに再登壇し、現役生活を振り返った。選手を目指したきっかけから聞かれると「グラビアアイドルとして(競輪の)予想をして、奥井(迪)選手のレースを見て、先行がカッコいいと思いました。競輪選手になるアマチュア生活の10カ月は人生で一番しんどかったけど、一番濃かった。師匠と練習した日々は人生の財産です」。 また、在所時はゴールデンキャップを獲得したがデビュー後は苦戦が続いた。「レースの仕方が苦手。練習のタイムは出るのにレースではダメ。なんだろうと思ったときに、尾崎睦選手や児玉碧衣ちゃんがいろいろ教えてくれ、フレームを変えて良くなった。感謝しています」と先輩レーサーへの感謝を語った。
改めて引退については「公営競技が大好き。今後の人生、たくさん買って楽しみたい。中途半端な気持ちでは選手を続けられないので、ここで(引退を)決められたのは良かったです」。最後に、ここまで7年間の選手生活を振り返ると、「公営競技の選手として、毎回車券に貢献しようと、1秒たりとも中途半端な気持ちで走ったことはありませんでした。それはファンの皆さんに恩返しをしたいからであって……。ファンの皆さんが本当に大好きだということは分かってほしいです」というと声を詰まらせた。
トークショーの最後には近畿の先輩でもあった白井美早子さんから花束が贈られ、詰めかけた多くのファンから温かい拍手と声援に包まれた。

(P-NAVI編集部)

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