【水戸黄門賞】今節のレース展望

2025/05/30(金) 08:50

取手競輪「開設75周年記念・水戸黄門賞(GIII)」は、31日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 今節のS班のメンバーは、脇本雄太が早めに不参加届けを出し、平原康多の引退により、眞杉匠と追加で入った郡司浩平の2名が参戦。松浦悠士の繰り上げがネットで、にぎわせているが、これに関しては噂レベルの話だ。

吉田拓矢

 地元の吉田拓矢がダービー王になり、凱旋レース。

眞杉匠

 眞杉匠がアグレッシブに走り、吉田の地元記念Vが濃厚だ。発進レースでなく、今後、吉田と眞杉が、メンバーを見て入れ替えをやる様になれば、更にこの2人のタッグは魅力が出てくる。黄金時代を築いた、武田豊樹と平原康多のケースだ。当分、眞杉に吉田の並びで行くが、今後の関東の競輪を考えて実現して欲しい。

郡司浩平

 今年はスタートダッシュに成功した郡司浩平だが、GIでは結果が出ていない。現状、5300万円で賞金ランクは5位だが、大崩れはないだろう。もちろん、GIを獲ってのグランプリ出場が理想だが、こうした追加斡旋での賞金の上積みも大切だ。

松井宏佑

 同県の松井宏佑の番手を基本に、勝ち上がりの段階では自力勝負になりそう。3番手は和田健太郎や佐々木眞也だが、郡司が自力の場合は佐藤慎太郎や成田和也が番手のケースも十分。北日本の自力型が山崎芳仁と渡邉一成ぐらいだからだ。

藤井侑吾

 中部は藤井侑吾に志智俊夫の連係で積極策。

三谷竜生

 近畿もワッキーが不在で三谷竜生が大将格。中国勢は河端朋之のダッシュ戦に同県の岩津裕介。九州は松本秀之介が機動型で全体的な層は薄い。

芦澤大輔

 地元勢は3割り増しで、武田豊樹が総帥的な立場。熱い走りの芦澤大輔に辰弘の兄弟や、自在の杉森輝大。吉田有希の夢は、兄・拓矢の前で走る事だろう。

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