2025/05/25(日) 21:55
2025年5月25日 川口オート
スポーツニッポン新聞社杯 G2川口記念(最終日)
※ナイター開催
5月21日に開幕したG2川口記念は、直近5年で3回優勝してるナンバーワンの青山周平が初日から3連勝するなどシリーズを序盤からけん引した。だが、状況が一変したのは4日目・準決勝戦。小雨が走路を濡らし、準決勝戦前には湿走路へと変化した。この雨で地元の湿巧者が躍動を果たす一方、青山や鈴木宏和ら優勝候補がここで姿を消すことに。そして優勝戦は、川口ナンバーワンの黒川京介、SGウィナーの仲間入りを果たした佐藤励をはじめ、大木光や加賀谷建明ら川口勢が7名、山陽から松尾啓史が1名というメンバー構成。谷島俊行が単独0mで、10mは最内に山際真介、大外に黒川の7名が並ぶ、0-10mのハンデ戦となった。
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 走路=走路温度度
1/谷島俊行(川口25期)0m 3.33
2/山際真介(川口26期)10m 3.32
3/平田雅崇(川口29期)10m 3.29
4/加賀谷建明(川口27期)10m 3.33
5/大木 光(川口28期)10m 3.31
6/松尾啓史(山陽26期)10m 3.31
7/佐藤 励(川口35期)10m 3.27
8/黒川京介(川口33期)10m 3.26
※右数字はハンデ、試走タイム
迎えた優勝戦。スタートから好ポジションにつけた黒川が2周回4コーナーで先頭の山際真介のインに入り、3周回目に先頭に立つと、後続を寄せ付けずに優勝のゴール。G2は今年3月山陽ミッドナイトチャンピオンカップ以来、通算6回目の優勝で、川口記念は3年ぶり2回目の制覇。今年はすでに8回目の優勝を飾り、改めて川口ナンバーワンの貫録を示した。
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◆レース展開
スタートは大木がフライング。2回目のスタートは山際が0mの谷島を叩いて先手を奪取。10m大外から黒川もスタートを決めて、3番手に付ける。黒川は1周回3コーナーで谷島をとらえて2番手に上がると、3周回目に山際をかわして早くも先頭に立つ。4周回目に佐藤励も山際をとらえて2番手に上がるが、黒川はリードを広げており、差はなかなか詰まらない。抜け出した黒川は快速そのままに推し利器優勝のチェッカー。2着に佐藤、5周回目に3番手に上がった平田が3着に入った。
【G2川口記念・優勝戦】
2連単8-7 180円(1番人気)
3連単8-7-3 360円(1番人気)
優勝/黒川京介(川口33期)
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
競走タイム:3.341
今節成績:1着・1着・7着・2着・1着
次走出場予定:山陽G2ミッドナイトチャンピオンカップ(5月29日〜6月2日)
絶対優勝したいと心の中で思っていたので、すごく嬉しいですね。(今年8回目の優勝は)自分でもビックリなペースです。たくさんの応援が力になりました。
(試走一番時計は)毎回、自分の1個前が佐藤励君だと、やる気がなくなるくらい離されるので(笑)、不思議な感覚でした。
展開が向かないと厳しいと思っていたので、とにかくいい位置につけることを意識してスタートは立ちました。1回目より、2回目の方がよく切れました。もう最高ハンデの人は攻めがすごく速いので、それに負けないように、先手を心がけて走りました。エンジンも試走から良かったので、自信もって中に向けられました。
(先頭に立ってからは)佐藤励君がビジョンで見えたので、しめるレースよりは、試走も一つ速かったので、自分のできる限りの全力グリップでいこうと思いました。今日は同期にエンジンを手伝ってもらったし、グループの先輩、後輩にフレームも手伝ってもらって、乗り味がすごく良かったですね。
(あがりタイムも)大満足です。今年は地元記念で悔しい思いが続いていたので、良かったです。
(たくさん応援が)初日から力になりました。いつもありがとうございます。これからも全力で頑張りますので、また川口オートレース場に足を運んでください。
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◆過去のG2川口記念レポート
24年5月 優勝:小椋華恋
23年5月 優勝:青山周平
22年5月 優勝:黒川京介
21年5月 優勝:青山周平(※レポート記事なし)
20年6月 優勝:青山周平
(P-Navi編集部)